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CO2機器で炭酸ミスト装置自作

炭酸ミスト装置自作

今回はアクアリウムとは少し関係のない話。

ある日嫁さんが「炭酸ミスト」が欲しいと言い出しました。
「炭酸ミスト」ってなんじゃそりゃ?
なんか化粧水を顔に吹きかける装置だそうで、男の私にはよくわからん!(笑)

楽天市場で「炭酸ミスト」と検索してみると下の画像のような装置。

炭酸ミスト

いろいろ読んでいると、「炭酸が皮膚に入ると成分が浸透しやすくなる」とのこと。
成分が浸透しやすくなる=効率よく効果が出る、と言うことにつながるようです。

スキンケアの成分が肌に浸透しやすいとなれば、そりゃ女性には欲しいアイテムの
一つになりますね~

でも価格を見てビックリ!
高い!
ん~何とも言えない...

ってことで自作してみることにしました。

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なぜ自作しようと思ったか?

自作をしようと思ったのには、楽天市場で検索した時にある画像を見たからなのです。

その商品は、アクアリウムの水草育成に使うCO2機器の「レギュレーター」に
「74gのCO2ボンベ」が接続され、ホースが伸びていてその先に...

あまり詳しくは言わないほうがいいかもしれませんので、自作した炭酸ミスト装置を
見ていただくということにしますが、これだったら自作したほうが安いじゃん!

それに74gのCO2ボンベもアクアリウムの水草用ボンベと同じものに見える。
噴射をする装置を見ると、それもプラモデルを作る時に使ったあれに似ている。

そしてググってみると、みなさん作ってらっしゃいますね。
やっぱり自作できるんだ。ってことで私も作ってみることにしました。

完成した炭酸ミスト装置

完成した自作炭酸ミスト装置はこのような↑感じです。

炭酸ミスト自作装置に用意したもの

まずはレギュレーター部分です。

AIネット CO2フルセット キューブセカンド
出典:楽天市場アクア・ティアラーズ販売ページより

こちらを購入したのは、アクアテイラーズ楽天市場支店さんで
AIネットのキューブセカンドを購入しました。

このキューブセカンドなら、レギュレーターからその他接続部品まで
全て揃っているパッケージなので、買い足す必要もないし、もし炭酸ミスト装置で
使わなかったとしても、水槽で使用することもできるので一石二鳥!です。

GSIクレオス PS182 プロスプレー ベーシック
出典:でじたみん楽天市場店販売ページより

次に、でじたみん楽天市場店さんでミスターホビーのGSIクレオスPS182
プロスプレーベーシックを購入。
これは化粧水を噴射させるための道具として使用します。

先ほども書きましたが、小さい頃、プラモデルを作っていた時に使った
エアブラシの装置です。

販売されている炭酸ミスト装置をよ~く見てみると、装飾は施されていますが
どうもこのエアブラシの装置に似ています。

このGSIクレオスPS182プロスプレーベーシックの仕組みは、販売されている
炭酸ミスト装置の仕組みとよく似ているなぁ~と思い、調べてみるとやはり
この装置を使って自作していらっしゃる方も大勢いました。

これは間違いなく使える!そんなに高価なものでもありませんので
ダメもとで購入してみました。

ピスコ チューブフィッティング ミニ異径ユニオンストレート [PG6-4M] PG64M
出典:楽天市場ルーペスタジオ工具館販売ページより

次は、ルーペスタジオさんで、ピスコチューブフィッティングミニ異径
ユニオンストレート [PG6-4M] PG64Mを購入。

こちらの異径ユニオンが必要だったかというと、GSIクレオスPS182のホースが4mm径で
キューブセカンドは6mm径の仕様でしたので、異径プラグとして使用するためです。

こちらも300円前後とお安い価格で購入できました。

ピスコ ニップル PIJ6
出典:チャーム楽天市場店販売ページより

そして以前チャームさんで購入していたものですが、ピスコニップルPIJ6。
これはレギュレーターとストップバルブの接続に使用します。

この4点を購入し、あとはキューブセカンドに入っている付属品を使用し
製作を行ってみました。

GSIクレオスPS182はCO2機器と良く似てる

完成図を先に見ていただいているので、おおよその予想は付くと思いますが
まずはミスターホビーGSIクレオスPS182プロスプレーベーシックからまいります。

GSIクレオスPS182の中身概要

上の写真のように中に入っている主なものは、エアーのスプレー缶、調整バルブ
エアーホース、スプレーする本体(プロスプレー)小ビンの調色ボトルや
その他部品が入っています。

GSIクレオスPS182中身

アクアリウムのCO2機器に例えると

  • エアースプレー缶は ⇒⇒⇒ CO2ボンベ
  • エアー調整バルブは ⇒⇒⇒ レギュレーター
  • エアーホースは ⇒⇒⇒ 耐圧チューブ
  • スプレー本体部は ⇒⇒⇒ スピードコントローラー(スピコン)
  • 調色ボトルは ⇒⇒⇒ カウンター付拡散器

といったところでしょうか?!なんとなく似ていますね。

そして今回製作する炭酸ミスト装置に使用するのは

  • スプレーを噴射する本体(プロスプレー)
  • エアーホース
  • 調色ボトル
  • 吸い上げパイプ(長)
  • 塗装ノズル(0.2mmもしくは0.4mmお好みで)

これらの部品です。

この部品とCO2機器のキューブセカンドを組合せて、炭酸ミスト装置を製作します。

GSIクレオスPS182への細工

まずはGSIクレオスPS182プロスプレーベーシックのホースに細工を施します。

CO2機器とつなぐスプレー部分

GSIクレオスPS182プロスプレーベーシックに入っている4mmのホースがあります。
このホースはスプレー部分とエアー調整バルブをつなぐようになっているため
ホースの両端に、最初からジョイント金具が圧着してあります。

4mmホースの金具

しかし、アクアリウムのCO2機器につなぐにはこの金具の片側が邪魔になります。

4mmホースの金具部分切断

と言うことで、購入していきなりですがジョイント金具の片側を落としてしまいます。
切断はハサミで簡単に切れます。

4mmホースに異径ジョイント接続

そしてここで登場するのが、ピスコチューブフィッティングミニ異径
ユニオンストレート [PG6-4M] PG64M、黒い異径ジョイント部品です。

この部品は片側が6mm径のホースが接続でき、もう片方は4mmのホースが
接続できるようになっている異径ジョイントです。

GSIクレオスPS182プロスプレーベーシックのホースは4mmで、CO2機器のホースは
6mmとなっていますので、ちょうどこのPG6-4M異径ジョイントが使えます。

上の写真のように4mm側を異径ジョイントを差し込めば
GSIクレオスPS182プロスプレーベーシックへの細工は完了です。

CO2機器とつなぐスプレー部分

あとはホースのもう片方、ジョイント金具の付いたほうを
スプレー部分につなげばOKです。

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CO2機器側はほとんどつなぐだけで完成!

CO2機器側の製作ですが、こちらはほぼつなぐだけで完成です。
ではまず、今回の自作炭酸ミスト装置に使用した部品類をご紹介します。

AIネットキューブセカンドに入っている

  • レギュレーター
  • ストップバルブ
  • J字セッティングパイプ
  • ボンベスタンド

と、別購入していたピスコニップルPIJ6です。

CO2機器とスプレー部分の接続-1 CO2機器とスプレー部分の接続-2

最初、上の写真のようにレギュレーター ⇒⇒⇒ ニップルPIJ6 ⇒⇒⇒
ストップバルブ ⇒⇒⇒ ニップルPIJ6 ⇒⇒⇒ 異径ユニオンストレートPG64M ⇒⇒⇒
4mmホースとつなぎ、ボンベスタンドに立ててみました。

CO2機器とスプレー部分の接続-3

が、フォルム的にはストレートにつながっているのでいい感じなのですが
つなぐものが多く、高さが足りないため、4mmのホースが折れ曲がりそうになります。
もし折れたまま使用することになると危険な事もありますので、接続方法を変更です。

J字セッティングパイプ

今度は上の写真の「J字セッティングパイプ」も組合せます。

CO2機器とスプレー部分の接続-4

上の写真のように、レギュレーター ⇒⇒⇒ ニップルPIJ6 ⇒⇒⇒
ストップバルブ ⇒⇒⇒ J字セッティングパイプ ⇒⇒⇒
異径ユニオンストレートPG64M ⇒⇒⇒ ホース、とつなぎ、ホースが折れ曲がらないように
一旦上方向に逃がしてみました。

CO2機器とスプレー部分の接続-5

写真は寝かして撮っていますので、少し変な角度に見えるかも分かりませんが
これでホースが折れ曲がることはなくなりました。

CO2機器とスプレー部分の接続-6

と、これでCO2機器側の接続は完成です。ほんと、ただつないで行くだけで完成しました。
ニップルやパイプ、ホースは、CO2ガスが漏れないように、奥まできっちり差し込んで
完成させれば完成です。

CO2機器キューブセカンドの部品などの詳細は、下記のページでも説明していますので
よろしければご覧ください。但しアクアリウムのお話です、炭酸ミスト装置のお話では
ありませんのでご容赦を。CO2キューブセカンドのお話 ⇒⇒⇒

完成写真と気付いたこと

そして出来あがったのがこの装置です。

CO2機器とスプレー部分の接続完成-1

ミストを噴射する部分の装置がCO2拡散器なら、ほとんどアクアリウムの
CO2機器と変わりありませんね(笑)

CO2機器とスプレー部分の接続完成-2

あとは噴射装置部分の小ビンに、化粧水を入れるのでしょうか?
詳しいスキンケアの液体は分かりませんが、化粧水などの液体のものを入れて
レギュレーターのスピードコントロール部分を開き、ストップバルブを開き
スプレーの噴射ボタンを押せば、炭酸ミストが噴射されます。

CO2機器とスプレー部分の接続完成-3

この炭酸ミスト装置を完成させて感じたことですが...

CO2機器とスプレー部分の接続完成-4

スプレー噴射の調整は、私の場合スピードコントロール部分をある程度開き
スプレー噴射ボタンを押してみます。最初は液体は出ずCO2ガスしか出ませんでした。
そしてノズル部分を緩めていくと液体も出るようになってきました。

もし液体が噴射されないような時は、スピードコントロール部分を緩めるだけではなく
ノズル部分も緩めたり、締めたりして調整を行うことが必要です。

どのあたりでうまく噴射されるかは分からないのですが、スピードコントロールは
結構開いたと思います。ノズル部分は徐々に緩めていくと、どこかで液体が
噴射されてくると思いますので、ゆっくりと調整されると良いと思います。

CO2ガスの添加量ですが、私がアクアリウムで添加する量より、はるかに多い量を
添加しなければいけないような気がします。

アクアリウムで添加する量って、1敵/3秒ぐらいの量を添加しますので、
レギュレーターのスピードコントローラーの開閉量は、ほんの少ししか開けませんが
今回は、今まで開けたことのないスピードコントローラーの調整を行いました。

もしかして全開?って思うぐらい開けたので、一気にボンベのガスがなくなるんじゃ?
と思うぐらいの添加量でした。

まだ使い始めて2日目なので、ボンベのガスが無くなったとは言ってませんが
74gのボンベはいつまで持つのかな?と思います。私のアクアリウムの場合
1滴/3秒の添加で74gのボンベは最低1ヶ月は持ちますが、もっと早いのだろうな~と思います。

嫁さんには使い終わったら、必ずストップバルブを閉めるように言っていますが
どれぐらい持つかまたレポートさせてもらいたいと思います。

CO2機器とスプレー部分の接続完成-5

それからスプレー噴射部分は寝かしておくか、何か専用のスタンドみたいなものを
見つけてこないと、ホースが邪魔になり立てたまま置いておくことができ無いことが
分かりました。私の撮影した写真、全てがビンが横に寝かしてあるのはそのため。

化粧水を入れるビンには液体が入りますので、あまり寝かしたまま置いておくのも
不安が残ります。今回はボンベスタンドが一つ余っていたので、それを使って立てて
置いていますが、ちょっと不細工です。なにか良いものを見つけてこないといけませんね。

一応上記の点が感じたことです。

まだ2日目ですが、不具合なく炭酸ミスト装置は使えているようですので、成功と言えるのかな?!
しかし今回の炭酸ミスト装置はお安く完成させることが出来ました。

市販品は化粧品グッズなので装飾などが綺麗で高価なものですが、装置むき出しの炭酸ミストでも
良ければ、こんな方法もありかもしれませんね。

アクアリウムを行っている方、CO2機器が余っていたら、奥さんに作ってあげてみてはいかがでしょうか!

炭酸ミストは長持ち! 追記:5月22日

この炭酸ミスト装置、74gのボンベがどれぐらい持つか?って報告をしておきます。

私の嫁さんはこの装置を朝と夜2回使用しているそうです。
どれぐらいの量、噴射しているのか定かではありませんが
1月末ごろに製作して現在5月までに使用したボンベの本数は3本目。

74gの量で【1ヵ月半~2ヶ月】ほど持っています。
販売ページでの容量は74gと謳われていますが、多少の誤差があるのか?
それとも1回の使用量にバラツキがあるのかな?

アクアリウムで使用すると1ヵ月ぐらいで無くなってしまいますが、ミスト装置の場合
1ヵ月半~2ヶ月持ってくれるので、ボンベも頻繁に購入する必要が無く「助かった~(笑)」って感じです。

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