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7.212017
コリドラス・ステルバイが産卵Part2
前回(レポートはこちら ⇒⇒⇒)コリドラス・ステルバイが産卵し、
ディスカスと同じ60cm水槽で飼育していましたので、気が付いたときには
ディスカスに食べられてしまい、3個だけの卵を確保となってしまいました。
そして無知な私は、確保した卵を産卵BOXに移し替えたまでは良かったのですが、
その3個全てをカビさせてしまう失敗をしてしまいました。
その後ネットで情報を調べ、今度産卵をしたら絶対に成功させるぞ~!と
水カビに効果のあるメチレンブルーも購入し、産卵を待ち望んでいました。
すると先日、コリドラス・ステルバイを眺めていると、どうも産卵をしそうな兆候が!
ディスカスと同じ水槽に入れているとまた卵を食べられてしまいますので、すぐさま
ニューギニアレインボーの水槽へ、ペアとなっている(ステルバイは2匹しかいませんが)
コリドラス・ステルバイを移し産卵を待ってみました。
2時間ほど待ったと思います。
やはりガラス面にたくさんの卵を産み始めたのです。
今度こそは調べた情報をもとに、なんとか稚魚の誕生を!と
卵をせっせと水槽から別の容器に隔離し稚魚の誕生を頑張ってみました。
その全容をこちらにレポートしたいと思いますので、よろしければおつきあいください。
ページ内目次
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ペアを別の水槽へ
コリドラス・ステルバイ | |
出典:チャーム楽天市場店販売ページより |
コリドラス・ステルバイは以前チャームさんで3匹購入したコリドラスです。
1匹は購入後間もなく★になってしまいましたが、残りの2匹が仲が良かったようで、
今回の産卵に至りました。
前回は外出している間に60cm水槽の中で産卵していたので、帰宅した時には一緒に飼っている
ディスカスにほぼ食べられてしまって、3個しか採取することができませんでした。
今回はコリドラス・ステルバイがなんとなく卵を産みそうな前兆に気付けたので、前回のように
ディスカスに卵を食べられないよう、ニューギニアレインボーを飼っている25cm水槽に移しました。
この間にいつ卵を産んでもいいように、前回学習したカビを防ぐための飼育水を作りました。
まずはプラケースを用意し、水道水を注ぎます。
ニチドウ グリーンF リキッド 10ml | |
出典:チャーム楽天市場店販売ページより |
次に、このために購入し準備しておいたメチレンブルーの薬液を3滴ほど垂らします。
薄い水色の飼育水が出来上がりました。
そして上の写真のようなものを用意。
これはペットボトルの下部を切っただけのものです。
何に使用するかと言いますと、今回もし卵を採取できたら、この容器に卵を入れてプラケースの中へ沈め
コリドラス・ステルバイの稚魚が孵化するまで見守るためのものです。
というのも、メチレンブルーの薬液を垂らした飼育水でも、無精卵の場合カビてしまう卵が出てくることもあると、
以前の孵化で失敗した時に見たサイトで知ったからです。
カビてしまった卵を水槽の側面などに引っ付けておいた場合、生まれなかった卵を取り出すには、生まれた稚魚が
いる水槽の中を、いろいろと引っかき回すことになるか、稚魚を別の水槽に移し綺麗にしないといけなくなります。
あまり稚魚の間は水槽間を移動するのもどうかなと思い、このペットボトルを切った容器を
取り出すだけで、生まれなかった卵を取り出すことが出来るのでは?と考えました。
生まれた稚魚は泳ぎ出すとこの容器からは勝手に出て行ってくれると思いますので、ペットボトルの容器を
取り出すだけなら引っかき回す必要はなく、稚魚にストレスを与えることがないと思いました。
1時間ぐらいすると
いろいろ用意をし、1時間後ぐらい経ったころからポコポコと産みはじめました。
ガラス面に付いた卵を採取していると写真を撮影するのを忘れてしまいましたが、
数十分おきにどんどん卵を産んでくれます。
ガラス面から外したコリドラス・ステルバイの卵をペットボトルの下部を切った容器に取り出すと
上の写真のようにたくさんの卵を採取することが出来ました。
何個ぐらいの卵が採取できたか数は数えていませんが、50個ぐらいは採取できたようには思います。
今回の混泳魚はニューギニアレインボー達だったので食べられることもなく、コリドラス・ステルバイの
親魚もまだ食べにくることもなく、ほとんどの卵が採取できたと思います。
作っておいた飼育水に採取した卵を入れたペットボトルの容器を沈めて、エアレーションを行いました。
さてこれで、孵化が始まるまで待つだけです。
2日目の卵
ここからは稚魚が生まれてくるまで大きな変化はありませんが、
毎日、卵の様子を撮影してみましたのでご覧ください。
2日目にして少し白くなっているような卵があるように思います。
拡大した写真も撮影してみましたので見てください。
上の写真が拡大した写真です。
赤丸で囲った卵を比較してみると、色が少し違うのが分かると思います。
3日目の卵
3日目の卵の様子です。
なんとなくですが白さが増した卵が増えたように感じます。
また上の写真を見ていると、白くなっていない卵を見ると
少し黒い部分が出てきたように感じます。
4日目の卵
4日目になりました。
だいぶ白くなった卵と透明を保った卵の差がはっきりしてきました。
透明の卵のほうは黒い点も見えるようになってきました。
やはり白くなっている卵はダメなのかもしれませんね。
上の写真で見ていただくと白と黒の差がはっきり分かると思います。
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5日目の卵、稚魚発見!
少し光が入りすぎて見にくいですが、白くなっていた卵は
肉眼でもカビが発生してきているのが分かります。
やはり無精卵だったのでしょうか??
拡大した上の写真を見ていただくとよくわかります。
あ~白くなった卵はダメだったのか...と思っていると
稚魚発見です!産卵から5日目にして稚魚が孵っています。
赤丸で囲ったところに、透明で細いコリドラス・ステルバイの
稚魚がジッとしているではありませんか!
やっと生まれてくれました。
この日は4匹のコリドラス・ステルバイの稚魚を確認することができました。
6日目の卵、孵化ラッシュ!
翌日の6日目、孵化ラッシュです。
次々に卵から孵ったようで、上の写真で見ていただくように
9匹ぐらいが固まっています。
思った通り、ペットボトルの下部を切った容器からは脱出し、
その容器の下に隠れています。
この日にはエアストーンのエアレーションから、フィルターも兼ねて
小さいスポンジフィルターにエアレーションを変更しました。
スポンジフィルターは下記の画像のフィルターを使用しました。
スドー ベタのフィルター | |
出典:チャーム楽天市場店販売ページより |
7日目の卵、これで終わりかな?
産卵から1週間が経ち、結構な数の稚魚が孵化しました。
写真のように固まってジッとしている稚魚の他に、見えていませんがスポンジフィルターの
下にもジッと固まっています。
上の写真を見ていただくと分かると思いますが、白い点々は孵化しなかった卵です。
もしかすると、採取した卵の半分ぐらいはダメだったように思います。
ペットボトル容器を取り除く
7日目、プラケースを別の場所へ移しこれからの成長を見守っていきたいと思います。
ペットボトルの容器を拡大して写真を撮影してみると、上の写真のように
カビてしまった卵がよくわかります。
こんな状態となってしまいましたので、これからの稚魚の水質にも影響するかも
分かりません。白くなってしまった卵を取り除きます。
プラケースに沈めていたペットボトルの容器をゆっくりと取り出します。
卵はペットボトルの容器に引っ付いたままなので、プラケース水槽へ
流れ出ることもありませんでした。
ペットボトルの容器取り除いた後は、コリドラスなので一応トンネルの隠れ家も置いてみました。
まぁまぁ入ってきます。
隠れ家の中にいる稚魚たちは黒っぽい色をしていますが、上の写真の場所にいる稚魚は
少し透明が強い感じがします。大きくなるとステルバイの色になるのでしょうか??
とりあえずこれで、卵が産まれてから孵化までの1週間が終了しました。
現在20匹程度が元気に泳いでいます。
これからどのようになっていくのか初めての経験(飼育)なので分からないことだらけですが、
また今後をレポートしたいと思っています。
水槽へ入れるまでどれぐらいかかるのかな~
3ヶ月?いや、6カ月?生まれた全てのコリドラス・ステルバイが、大きく育ってくれることを願って、
今回のレポートを終了したいと思います。
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